INTERVIEW about beauty vol.07 Cana Sotte Bosse
歌を通して喜びや笑顔を世界中に届けたい。
Sotte Bosse(ソットボッセ)、i-dep(アイデップ)のボーカルとして国内外のフェスやイベントで活躍する傍ら、ソロ活動にも注目が集まる歌手のCanaさん。歌への想いや歌うことのすばらしさを、彩り株式会社代表・渡井と語り合いました。
心の景色を詩にして歌う それが、生きる喜び。
渡井:Canaさんはどんなことを大切にして歌っていますか?
cana:私の歌声で心の風景が浮かぶような、そんな歌を歌いたいと思っています。誰かの心の休憩場所や元気のモトになれたら幸せ。私自身、歌っているときが一番生きている!と実感できます。歌は自分らしくいられるために必要なもの。幼い頃は自分を励ましたり、勇気づけるためにもよく歌っていました。
渡井:小さな頃から歌が好きだったんですね。作詞もされるそうですが、どんな風につくっているんですか?
cana:最初に曲を聴いたときのインスピレーションを大事にしています。パッと思い浮かんだ景色、色、子どもが口にしたひと言など、日常の断片的な記憶から言葉を一つずつすくいあげて、だんだんと形にしていくんです。
渡井:最近インスピレーションを受けたものは?
cana:『私を束ねないで』という新川和子さんの詩ですね。10代の頃って夢や可能性で満ちあふれていたけど、年齢を重ねていくごとに自分を無限に感じることは少なくなってくる。まだまだ新しいものを吸収していきたいから、自分を解き放つためのメッセージとして、大事にしたい言葉です。
歌はセラピーにもなる。 心身の巡りは滞らせずに。
渡井:今年は10年の休止期間を経て、i-depが再結成したんですよね。ずいぶんお忙しくなったとか。
cana:そうなんです。歌える機会がすごく増えたし、メンバーと一緒に音楽ができるって幸せだなと改めて感じています。最近は、デザイナーのTanny and Gomes.とはじめたCarnivalという子どもと一緒に楽しめるライブイベントにも力を入れていて、「絵本のようなファンタジックな舞台装飾の中で歌いたい」という夢を叶えることができました。ランチを食べながら、私たちが作ったオリジナル絵本の朗読を聴いてもらうイベントで、音楽×アート×食の魅力をたっぷり楽しめます。
渡井:僕も子どもを連れて行ってみたい!Canaさんの活躍の場は広いですが、忙しくても元気な秘密はなんでしょうか?
cana:筋力を落とさないようジムでランニングしたり、ハンモックヨガをしたり、日頃から体づくりはしていますね。また、喉のケアにも気を遣っています。喉が乾燥しないように、季節を問わず寝るときはマスクが必須!でも、一番のポイントはオンとオフを大切にして、心と身体の巡りを滞らせないこと。
渡井:なるほど。それは、歌うことも関係している?
cana:歌は内に秘めた想いや溜まったエネルギーを表に出すことができるので、自分の心と向き合ったり、手放したりするのにちょうどいいセラピーだと思います。うちの子どもたちも歌うのが大好きなんですよ。
渡井:双子の娘さんがいるんですよね。
cana:はい。実は、うちの娘たちがmogansの大ファン。「いいニオイ~♪」と、いつも声をそろえて喜んでいます。
渡井:えっ、うれしい!ありがとうございます。家族で使うアイテムは、どんなことを意識して選ばれていますか?
cana:シャンプーやボディソープは毎日使うものなので、アルコールフリーや刺激の少ない弱酸性のものなど、肌にやさしい製品を選ぶようにしています。mogansは花や草に顔をうずめたときのような自然な香りを感じられるのがいいですね。人と地球にやさしい商品づくりをしているところも素敵だと思います。
PROFILE
Cana Sotte Bosse
歌手
心のヒダにやさしく触れるような無垢な歌声で聴く人を瞬時に惹きつける。2007年、日本ゴールド・ディスク大賞新人賞受賞。