INTERVIEW about beauty vol.01  山口 奈里子

忙しい人のキレイを育てる暮らし方

美容家・モデルとして活動する傍ら、一児の母でもある山口奈里子さんとmogans(モーガンズ)を手がける彩り株式会社代表・渡井が美しさを磨く秘訣について語り合いました。


美しさの極意は内外美容

 

渡井:山口さんは美容に関して大切にされていることはありますか?

山口:”つながり”を意識することですね。美容って追求すればするほど”ホリスティック(全体的/包括的)”なものだと感じています。たとえば、便秘が続くとニキビができる、ストレスを抱えると内臓の働きが悪くなって肌荒れするというように、体と心のコンディションが「結果」としてお肌に現れてくるんです。内側から美しい肌を育んで、外からは傷つかないように守ってあげる「内外美容」が大事だなって思っています。

 

 

渡井:それでいうとmogansは外からの部分ですね。髪に優しい成分だけで、しかも使用感のいいヘアケアを作りたいと思って立ち上げたのがmogansなんです。

内側から美しさを育むにはどうすればいいでしょうか?

山口:旬のものをたくさん摂ることですね。美容ビタミンA・C・Eが一度に摂れるブロッコリーはおすすめ野菜。あと私は冷凍野菜もよく使います。旬の野菜を急速冷凍したものもあるので、手抜きしたいときにぴったりなんです(笑)。

 

 

 

 

女性でいられる時間を ママになっても大切に

 

渡井:お子さんがいらっしゃると忙しいですよね。ママになってから変化されたことも多いのでは無いでしょうか?

山口:子供を産んでからスキンケアにかける時間は激減しました。お風呂上りにすぐ保湿をしたくてもできないので、ホホバオイルや馬油などのオイルを取り合えず塗ってから子供のお世話をしたりと、オイルをよく使うようになりました。それと香りの強いものは使わなくなったり。子どもとほっぺをくっつけても大丈夫なようにすっぴんでいることが増えたり…。

一番のポイントは”子どもにやさしいもの”を選ぶようになったことですね。子どもってシャンプーを洗い流した床の上をゴロゴロ転がり回ったりするので、mogansのシャンプーや石鹸のように成分がやさしいものだと、そこまで気にならない。

香りも主張しすぎないので心地よく使えて、すごく癒さています。

 

渡井:ありがとうございます!気持ちよく使える安心感にはこだわっているので、そう言っていただけるとうれしいです。お子さんがいると洗い残しも多くなるので、耳の後やうなじのあたりまでちゃんと洗ってあげるのも大事ですね。

山口:それ、美容師さんにもよく言われます。最近は子どもも少し大きくなってきたので、髪にかける時間は減ってしまいます。だからこそ、パパに子どもを預けて、一人でお風呂に入れる時間はすごく貴重。ゆっくりと髪や肌を意識してケアする時間の長さって”女っぽさ”に比例していて、恋したい、オシャレしたい、女性でいたいという気持ちを高めてくれるものだと思うんです。

 

渡井:なるほど。自分をメンテナンスするモチベーションはどうやって高めているんですか?

山口:たまに証明写真を撮ったりします(笑)。普段、鏡を見る暇がないので、真正面から撮影した証明写真でありのままの自分を客観視するんです。1年後、3年後と写真を撮っておくと変化がわかるので、未来の予測もなんとなく立てられるじゃないですか。今の自分を受け止めて、その中で最大限いいパフォーマンスを出そうと思えるのはおすすめですよ。

 

 

 

PROFILE

山口 奈里子

美容家/モデル
ホリスティックビューティーの観点から、「内外美容」を追求している美のエキスパート。スキンケアや食と美容の関係などをテーマに各種メディア出演、講演、レシピ監修、コンサルティングなど幅広い分野で活躍中。

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