良質な眠りをとることで、今も未来の美しさも守りきる!

美しい肌づくりのため、健康な毎日のためには、しっかりと睡眠をとることが欠かせません。けれど、日本では平均睡眠時間が減っているという事実も。実際にどんな睡眠をとるのがいいのか、具体的に探ってみましょう。


睡眠不足だと、どうなるの?

 

睡眠をとることは、心身をリセットし、エネルギーに満ちた身体を取り戻すために不可欠。身体や肌の機能を回復させるのはもちろん、脳を休ませることも睡眠の大きな目的のひとつです
脳が休息すると、記憶や感情の整理もでき、疲労感を取り除くことでリフレッシュにつながります。

 

さらに、肌の再生や元気に過ごすためにも、眠りは重要な役割を担っています。
反対に、眠れない状態が続くと身体と脳が休まらず、さまざまな健康リスクや美容のトラブルを招くとされています。

 

また、睡眠不足の状態は、食欲を司るホルモンの乱れを招くため、食べ過ぎて肥満になりやすいといわれています
こういった状況が続くと、当然ながら体内の調子をくずすことで、肌にも悪い影響が出てくるのは当然のこと。

 

睡眠不足の状態では、肌の再生もうまくいかず、シミやシワなど老化が加速しやすいといわれています。


理想の睡眠とは、どんなもの?

実は、人は寝すぎても、睡眠不足でもよくないと言われています。ある調査によると、もっとも長寿だった人達の平均睡眠時間は、6時間半~7時間半。
睡眠時間が4時間以内だったり、逆に10時間以上寝ている場合は、6時間半~7時間半寝る人達に比べて、寿命が短いとされています

 

また、睡眠は時間だけでなく質にもこだわることが大切です。
たくさん寝ていても、何度も夜中に起きてしまったり、深い眠りを実感できないと、起きても疲れがとれていない状況になりがちです。

 

ぐっすりと適度な時間、眠れる習慣を身につけることが、身体にとっても美容にとっても欠かせません。

 


心地よく眠るための美的習慣を!

朝や寝る前などの習慣で眠りの質は変わってくるもの。より心地よく眠るためには、次のような習慣を心がけることから始めてみましょう。

 

<朝の習慣>
体内時計を正しく働かせるには、朝に太陽の光を感じることが大切。朝日を浴びてから14~16時間後に睡眠ホルモンが分泌され快眠をもたらすので、朝の過ごし方が重要になってきます。そのため、朝起きたら、すぐにカーテンを開けて日差しを感じたり、外を軽くウォーキングするのもオススメ!

 

<入浴の習慣>
眠るとき、人の身体は体温が徐々に下がり始めます。お風呂に入ると一度上がった体温が時間と共に下がることで安眠へとサポート。熱すぎると逆効果なので、ぬるめのお風呂がオススメです。お風呂上りに、ふくらはぎや肩などを軽くマッサージして血流を促すのも、筋肉の緊張をときほぐし、快眠につながります。

 

<夜の習慣>
就寝前にメールをチェックしたり、ネットを見ることは、脳の動きが活発になるため、不眠につながりやすくなります。体内時計を狂わせる原因にもなるので、夜はすべてオフを徹底しましょう。まずは、寝室やベッドにはPC、スマホは持ち込まないところから始めてみるのがポイントです。


それでも、眠れない時には?

 

身体は疲れているのに、なかなか眠れないという人は、知らずしらずのうちに、身体を覚醒させることをやっている場合が多くみられます。

 

<快眠をジャマするNG行動>

 

●カフェインの摂りすぎ
コーヒーを1日3杯以上摂る人は要注意! カフェインは目覚めをよくする効果があり、その覚醒効果は8~14時間あるといわれているので、飲むのは遅くともお昼ぐらいまでにしておくこと。カフェインの摂り方を工夫するだけで、夜心地よい眠気がやってくるはずです。反対に、午後はハーブティやホットミルクなど、身体をあたためてくれたり、リラックスをもたらしてくれるものを摂るようにしましょう。

 

●寝る前のトレーニング
寝る前に、激しいトレーニングや長時間のジョギングなどをすると、身体は一種の興奮状態に。ぐっすり眠りたいなら、夜はハードな運動よりも、ヨガやストレッチなどの心と体をほぐすものを取り入れてみましょう。お風呂と同じように、身体が温まり、体温が下がる時に眠気を感じられるようになります。

 

●しめつけのキツイ下着
ナイトブラやむくみをとるためのレッグタイツなどを身につけることは、快眠的にはおすすめできません。なるべく身体をしめつけないゆったりと身体を泳ぐぐらいゆとりのある格好で眠りにつくようにしてみましょう。

 

眠りと美の関係は、切っても切り離せないもの。まずは、安眠をジャマする行動からしっかり睡眠をとれる習慣を身につけられるようにし、身体の内からイキイキと輝くようなキレイを目指しませんか。