輝く歯と清潔なお口の環境を保って、笑顔に自信を!

実は、80歳になった日本人が使える自分の歯の平均は、わずか6本。これは、スウェーデンの人の4分の1ほど。なんと、スウェーデンでは、80歳になっても使える歯が23本も残っているといいます。その秘密について探ってみましょう。


なぜ日本人は虫歯になりやすいの?

 

スウェーデンと比べても、日本人がいかに歯の健康を保てていないかがわかります。その原因は何か? 

 

ひとつは、毎日の重要なケアである、歯磨きにあると考えられます。日本人の多くが、歯ブラシを使っただけの歯磨きケアになっている現状ですが、他の国では、フロスやタフトブラシなどの使用が当たり前となっています。歯ブラシだけでは、どんなに丁寧に磨いても、歯と歯のすき間が磨けず、歯垢がたまりがちに。これが、日本人が虫歯になりやすい原因のひとつです。

 

また、日本人は虫歯にならないと歯医者さんに行かない人も多くいますが、欧米などでは、予防歯科が当たり前で、定期的に歯医者さんに通って虫歯がないか、歯磨きが上手にできているかといったチェックを受けている人も多く見られます。
これらの意識の差が、歯の健康状態の差となっているようです。


歯磨きの基本を徹底してキレイなお口に!

口腔内を清潔に保つには、基本は毎日の歯磨きです。実は、歯磨きはどんなに丁寧に磨いても磨き残しがあるもの。それを出来る限り減らすには、1回15分以上の歯磨きが必要になるといわれています。これを毎食15分かけて行うのはたいへんですが、朝やお昼は5分ぐらいで、夜だけ15分みっちり磨くだけで、虫歯や歯周病のケアになります。

 

<歯磨きの基本>
(1) ハブラシ(ヘッドが小さいほど動かしやすいのでオススメ)で一本いっぽんの歯をシャカシャカと10回ずつ往復させながら磨きます。
(2) すべての歯が磨けたら、歯と歯ぐきの間に歯ブラシの先を斜めに差し込むような角度にして、歯の根元を中心に磨きましょう。
(3) 親不知や奥歯など、歯ブラシが届きにくい歯は、口を開かず閉じた状態で歯ブラシを口に入れると、奥まで届き、磨きやすくなります。
(4) トータルで15分ほど磨いて、歯の表面のザラつきがとれたら、2~3回お水ですすげば歯磨き完了です。

 

この時、フッ素入りの歯磨きを使うのもポイント。歯医者さんで購入できるフッ素が高配号配合されたものを使うと、より効果的な虫歯予防となります。フッ素入りの歯磨きを使った場合は、強くうがいをするとフッ素がとれてしまうので、軽くすすぐのがポイント。

 


さらに、歯石を残さないためのプラスケア!

基本の歯磨きを終えたら、前述でもふれた通り、フロスを使って、歯と歯の間の歯石をキレイに取り除きます。
これだけでも、かなりの歯石を取ることができますが、さらに、完璧を求めるなら、タフトブラシを使ったケアをプラス。タフトブラシとは、スウェーデンで一般的に使われているもので、小さくて突起状になったブラシで、普通の歯ブラシでは届きにくい奥歯や歯と歯茎のすき間を磨くことができます。毛先が固いので、やさしいタッチで小さく動かしながら磨くのがオススメ。

 

<仕上げの歯磨き>
(1)普通のハブラシで磨いた後、タフブラシを使って、歯と歯ぐきの間や奥歯などの溝を中心に細かく毛先を動かしながら磨きます。
(2)仕上げには、フロスを使って歯と歯の間の汚れをしっかり取り除きましょう。

 

また、口臭の主な原因が舌に付いた舌苔(ぜったい)だといわれています。そのため、舌の専用ブラシでケアすることで、口腔内の清潔感もアップ。お口も息もキレイに保つことができます。印象を大きく左右する口元だから、いつでもキレイで清潔に保ちたいものですね!


歯並びやホワイトニングでさらに美しく!

 

毎日きちんと歯磨きをして、お口を清潔に保てるようになったら、歯並びやホワイトニングについて考えてみるのは、いかがでしょうか。

 

歯並びが乱れていると、歯の重なりなどがあって、歯垢がたまりやすかったり、歯磨きやフロスもなかなか上手くいかないもの。虫歯や歯周病にもなりやすくなります。必要であれば、矯正治療を考えてみるのも、健康なお口の状態を取り戻すいい方法です。

 

また、コーヒーや紅茶などで歯が着色したままの状態では、歯磨きケアだけでは、キレイに見えないもの。最近では、自宅で手軽で続けられるものやお店でセルフで行わるものなど、お手軽なホワイトニングも出てきているので、一度試してみるのもいいかもしれません。

 

清潔なお口とキレイな歯並びで、さらなる美しさと健康をぜひ手に入れてください。