妊娠中の困ったトラブル おすすめケアと要注意ケア

ママがとったものがお腹の赤ちゃんに影響が出てしまう妊娠期。薬はもちろん、食事や化粧品も気になりますね。妊娠中でも出来るお手入れと、やってはいけないポイントを知って、安心マタニティライフを送りましょう。


なぜ妊娠中は肌や髪にも変化が出るの?

 

妊娠すると次々と現れるトラブル。つわり、むくみの他にも、肌荒れ、吹き出物、乾燥、べたつき、抜け毛となって表れます。

 

これらは、女性ホルモンのバランスが変化したことによるもの。妊娠をしていない状態の時は、エストロゲンとプロゲステロンという、ふたつの女性ホルモンが2週間ごと交互に働きます。

 

けれども、妊娠中は赤ちゃんを育てる子宮の環境を守るためのプロゲステロンだけが働く状態に。このふたつのホルモンバランスの変化が、肌や髪のトラブルとなって現れるのです。


妊娠中に行いたいケアポイントと、やってはいけないことは?

妊娠中にとってはいけない、カフェイン、たばこ、アルコールの他にも、いつもなら体に良いものなのに、妊娠中はとってはいけないものがあります。
妊娠中ママが摂取したものは、そのまま赤ちゃんへ届いてしまいます。食べるものはもちろん、皮膚につけるものにも注意が必要です。

 

<妊娠中のおすすめケア>

 

★栄養バランスの良い食事
栄養バランスが悪くなると便秘や冷えを引き起こし、肌荒れやむくみの原因に。緑黄色野菜や果物でビタミンCを補給しましょう。

 

★水分補給・保湿
水分はいつもより多めに摂取。保湿効果のある化粧水の後にはクリームなどの油分で、水分の膜に蓋をしましょう。皮脂を気にして化粧水だけでお手入れすると、蒸発するときに肌の水分まで奪われるため、さらに乾燥します。

 

★清潔を保ちながら適度な洗浄
妊娠中は汗をかきやすく、また水分不足のため皮脂が出やすく、汚れがつきやすい状態に。毛穴のつまりを取り除いて、肌トラブルを防ぎましょう。

 

★睡眠を十分にとる
妊娠中はストレスを受けやすくなっています。睡眠不足は肌荒れ、血行不良を引き起こします。夜、トイレに起きてしまうのであれば、昼寝も有効

 

<妊娠中の要注意ケア>

 

★ビタミンAの取りすぎ
ビタミンAは、胎児の畸形リスクを高めると言われています。ビタミンAを多く含むものは食べ過ぎないように気をつけましょう。

 

★水分が多すぎる果物や野菜の摂取
スイカやキュウリは利尿作用が高く、他の栄養素の吸収を阻害し、体を冷やすと言われていますので注意しましょう。

 

★ハーブの種類に気をつけて
ハーブティーでよく飲まれるカモミールには子宮収縮効果があります。このように、妊娠中禁忌のハーブは、他にもたくさんありますので、注意が必要。

 

★刺激の強いシャンプーや化粧品
妊娠中のヘアカラーについては問題がないと言われていますが、刺激や匂いが強いので、多くの先輩ママは安定期に入ってから行っているようです。このように、妊娠中は肌や匂いに敏感になっているため、刺激の強いシャンプー・化粧品はトラブルの原因に。低刺激のものを選びましょう

 


正しいケアで楽しいマタニティライフを

妊娠中のトラブルは、赤ちゃんを守り、健康に育てるために現れるものです。妊娠前のように、トラブルが起きたらすぐ薬を使うことはできませんが、毎日の栄養バランスの取れた食事と正しいケア、十分な睡眠で、ゆったりと安心して過ごすことができますね

 

わからなくて不安なことは医師に相談しながら、体と肌、髪のトラブルをケアして、楽しくハッピーなマタニティライフを過ごしましょう。