うららかな春の不愉快な来客! 花粉症を抑えるためにはどうしたらいいの?

寒い冬が終わり草花が芽吹く春になると、気温も上がってお出かけ日和が続くようになります。
しかし、そんな時期に引き起こされる花粉症によってつらい日々を送らなければならないという人も多いでしょう。

 

花粉症はアレルギー反応の一種で、スギやヒノキ、イネなどの花粉が鼻の粘膜につくことで抗体が作られ、再び入ってきた時に体が過剰反応することで起こります。

 

症状としてはくしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどがあり、症状が重い人は息ができなくなるほどの状態に陥ることもある厄介なものです。


花粉症になりやすい人の特徴

 

花粉症になって毎日マスクやティッシュが手放せず、いつも鼻を真っ赤にしている人がいるかと思いきや、花粉による影響をまったく受けずに楽しく存分に春を楽しむことができる人もいます。
では、どうしてこのような違いが生まれるのでしょうか。実は、花粉症になりやすい人にはいくつか特徴があるのです。

 

遺伝
両親が花粉症だという人は、花粉症になりやすい傾向にあります。アレルギー体質というのは遺伝するものでもあるので、両親のどちらかが花粉症の場合は、その体質が子供に引き継がれてしまうことがあるのです。

 

もちろん、親が花粉症だからといって必ず自分も花粉症になるわけではありませんが、まだ花粉症になっていない人でも念のため警戒しておきましょう。

 

花粉の多い環境にいる
花粉が体内に入ると抗体が作られますが、この抗体の量が一定量を超えると花粉に過敏に反応して花粉症の症状が現れるようになります。
したがって、今花粉症でないという人でもその後に花粉症になる可能性があるので、しっかり予防をしておくことが大切です。

 

食生活の乱れ
昔の日本は肉をほとんど食べず、穀物や米などの炭水化物を主食としていたので、花粉症になる人も少ないと言われていました。
今でもお年寄りは花粉症の人が少ないと言われているのも、食生活の影響によるものでしょう。

 

近年になって食の欧米化が進み、肉類を食べる機会が増えてきたことで花粉症になる人も増えているので、食生活も花粉症に関連があると考えられています。ベジタリアンやヴィーガン(純菜食主義者)の人は花粉症の人が少ないと言われているのも興味深いものです。


花粉症の対策法

花粉症になってしまったら、毎日辛い日々を送ることになってしまうので、できれば症状を軽減したいですよね。では、花粉症の対策としてはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか。

 

 

多い日は外に出ない
花粉が多い日には、基本的に外に出ないことで浴びる花粉量も少なく済むので、症状が軽減される可能性があります。テレビやラジオの天気予報などでは花粉の飛散量を伝えていることも多いので、そのような情報を参考にしながら花粉の多い日は注意しましょう。

 

肌を露出しない
花粉症の人は、なるべく素肌を露出しないようにすることも大切です。春は温かくなるのでついつい肌を出したくなってしまうこともあると思いますが、そうなると花粉が体内に入り込みやすくなってしまうので気をつけましょう。

 

顔には特に注意が必要で、マスクや花粉対策用メガネをかけ、帽子やスカーフを巻くなどすると花への花粉の侵入をガードしやすくなるはずです。

 

髪はまとめる
髪が長い人は特に注意して欲しいのですが、髪を下ろしていると広範囲に花粉がつきやすくなり、それを吸い込むことで花粉によるアレルギー症状が出てしまう場合があります。そのため、髪はできるだけひとまとめにして花粉がつく面積を少なくすることが大切です。

 

ポニーテール等でもいいのですが、できればお団子ヘアやシニヨン等にすると上品に見えますし、オフィスでも浮かないのでおすすめです。

 

 

つるつる素材の服を着る
花粉もつきやすい服とつきにくい服があり、ニットなどの起毛が出やすいものはやはりつきやすくなってしまうので気をつけなければなりません。また、コットンなどもできれば避けたほうがいいでしょう。

 

花粉症の季節には、花粉がつきにくいシルクなどのつるつるとした素材のものや、水なども弾けるナイロンやポリエステルなど素材も花粉症対策には適しています。春は薄着をしたくなる季節ですが、洋服を選ぶ際には素材も選択基準にしてみましょう。

 

帰宅後は花粉を払い、すぐに体を洗う
花粉症の人は、仕事などで外に出て帰ってくると知らず知らずのうちに服に花粉がついておりそれに反応してしまうこともあるので、家の中に花粉を入れないために玄関先で風を払って花粉を落としてから入るようにしましょう。この時、ブラシなどを使うと効率よく落とすことができるのでおすすめです。

 

また、自宅に入った後は洗面所で手や顔、目や鼻をしっかりと洗いましょう。鼻などは素手でしっかり洗うのは難しいので専用の洗浄剤を用意しておくとさらにすっきりとさせることができます。

 

さらに、時間があるときにはそれだけでなく、シャワーをして体についた花粉もしっかりと落とすようにするといいでしょう。

 

洗濯物は室内干しにする
花粉症の人は洗濯をするときにも注意が必要です。外に洗濯物を干すと花粉が飛んできてくっついてしまう場合があるので、洋服や布団を干すときには室内干しにしたほうがいいかもしれません。

 

自分が花粉症でなくても、家族に花粉症の人がいる場合は室内干しに切り替えてあげるといいでしょう。

 

空気清浄機を使う
どんなに気をつけていても、室内にも花粉は入り込んでしまうものです。舞い上がって床に落ちた花粉を吸い込むことでも花粉症の症状は出てしまうので、空気清浄機を置いておくといいでしょう。

 

空気清浄機の空気吸い込み口が下部についているものだと床に落ちた花粉も吸い込ませることができるので、室内の花粉を少なくすることができます。
また、加湿器機能もついているものなら静電気が起こりにくいので、衣類やカーペットなどに花粉がつきにくいのでこちらもおすすめです。

 

薬を処方してもらう
春先になると花粉症の市販薬のCMをよく見かけるようになり、ドラッグストアに商品が並び始めるので、それを使ってしっかり服用するといいでしょう。軽度の場合は市販の薬でも改善できる場合が多いので、ぜひ試してみてください。

 

ただ、花粉症が重度で市販の薬が効かないという場合には、耳鼻咽喉科を受診して治療をしてもらったり、薬を処方してもらったりした方がいいかもしれません。

 


まとめ

花粉症はなってみないとわからないものでもありますが、毎年花粉症に悩まされている人にとってはせっかくの春を邪魔する厄介なものでもあります。
ただ、しっかりと対策をすることで軽減することもできるので、紹介したようなケア方法をぜひ試してみてください。

 

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