花粉は「髪」にもついている?

花粉対策の盲点は「髪」だった

春を少し快適に過ごすためのヘアケア習慣

 

春になると、鼻がムズムズしたり、目がかゆくなったり。花粉の季節は、毎年なかなか大変ですよね。

マスクや薬、メガネなど、いろいろな対策をしている方も多いと思います。外出時の花粉対策はかなり浸透してきましたが、実はもうひとつ、意外と見落とされがちなポイントがあります。

 

それは「髪の毛」です。

 

髪は顔のすぐ近くにあり、花粉が付着しやすい場所のひとつ。髪に付いた花粉が顔の周りで舞うことで、目や鼻に触れてしまうこともあります。

花粉シーズンを少しでも快適に過ごすためには、スキンケアや衣類と同じように、髪のケアにも少し目を向けてみるのがおすすめです。

今回は、毎日のヘアケアの中でできる、花粉シーズンのちょっとした工夫について紹介します。


実は見落としがち。髪の毛にも花粉は付いている

外を歩いているとき、空気中には目に見えないほど小さな花粉がたくさん漂っています。

この花粉は衣類や肌だけでなく、髪にも付着します。むしろ髪は、花粉が付きやすい場所のひとつといわれています。

理由はいくつかあります。

 

まず、髪の毛は本数が多く、空気に触れる面積が広いこと。ふわっと広がる髪型の場合、空気中の花粉をキャッチしやすくなります。

 

さらに、髪は乾燥すると静電気を帯びやすくなります。静電気が発生すると、軽い花粉やほこりが引き寄せられてしまいます。

特に風の強い日には、知らないうちに髪に花粉が付いていることも少なくありません。

帰宅したあとに急にくしゃみが出始めたり、目のかゆみを感じたりすることがありますが、髪に付着した花粉が影響しているケースも考えられます。


花粉の付きやすさは「髪のコンディション」にも関係する

花粉が付きやすいかどうかは、髪の状態にも関係しています。

 

健康な髪の表面は、キューティクルが整っていて比較的なめらかな状態です。しかし、カラーやパーマ、紫外線、乾燥などによってダメージを受けると、髪の表面にざらつきが出てきます。

 

表面がざらつくと、花粉やほこりが引っかかりやすくなります。

 

さらに、ダメージが進んだ髪は乾燥しやすく、静電気も起きやすくなります。静電気が発生すると、空気中の微粒子が髪に引き寄せられやすくなるため、花粉も付きやすくなります。

 

つまり、髪のコンディションが整っているほど花粉は付きにくく、乾燥やダメージがあると付着しやすくなる可能性があるのです。

花粉シーズンは、体調管理だけでなく、髪の状態を整えることも意外と大切なポイントかもしれません。


外出前に少しだけ。髪の整え方を意識してみる

花粉の季節、外出前の髪の整え方を少し意識してみるだけでも変化があります。

 

例えば、髪の広がりを抑えること。

髪がふわっと広がっていると、その分だけ空気に触れる面積が増えます。軽く整えておくだけでも、花粉が絡まりにくくなります。

 

また、乾燥を防ぐことも大切です。髪が乾燥すると静電気が発生しやすくなるため、適度にうるおいを保つケアをしておくと、花粉が付着しにくい状態を作りやすくなります。

 

ドライヤー後の髪を整えるときに、髪のまとまりを整えるケアを取り入れている方も多いと思いますが、こうした習慣も花粉シーズンには役立つことがあります。

毎日のスタイリングの延長として、髪の表面を整えておくイメージです。


花粉が気になる日は、髪型を少し工夫

花粉の多い日は、髪型を少し工夫するのもひとつの方法です。

 

例えば、髪を軽くまとめるスタイル。

ポニーテールやお団子など、髪をまとめておくと、花粉が付着する面積を減らすことにつながります。

 

また、前髪が顔にかかるスタイルの場合、目元の近くで髪が動くことで花粉が触れてしまうことがあります。花粉が気になる日は、前髪を少し整えるだけでも快適さが変わることがあります。

髪型を大きく変える必要はありません。ほんの少し整えるだけでも、過ごしやすさにつながることがあります。


帰宅後のひと手間で、花粉を持ち込まない

外出から帰ったあとも、髪のケアは大切です。

 

髪に付着した花粉は目に見えないことが多いため、そのまま室内に入ってしまうことも少なくありません。

帰宅したら、まず軽くブラッシングして髪についた花粉を落とすとよいでしょう。玄関先や洗面所でさっとブラシを通すだけでも、ある程度花粉を落とすことができます。

 

さらに可能であれば、早めにシャンプーで髪を洗うとより安心です。

夜のヘアケアで髪のコンディションを整えておくと、翌朝の髪のまとまりもよくなります。


花粉の季節は「髪をいたわるタイミング」

花粉が多い春は、実は髪にとっても少し過酷な季節です。

 

風が強く乾燥しやすい時期でもあり、紫外線も少しずつ強くなっていきます。こうした環境の変化によって、髪の乾燥やダメージを感じることもあります。

 

だからこそ、この季節はいつもより少しだけ髪をいたわるケアを意識してみるのがおすすめです。

 

髪のコンディションが整うと、まとまりやすくなるだけでなく、花粉やほこりも付きにくい状態になりやすくなります。

花粉症対策というと、どうしても鼻や目のケアが中心になりますが、髪の状態にも目を向けてみると、春の過ごし方が少し変わるかもしれません。

 

毎日のヘアケアの延長として、髪を整える習慣を取り入れてみる。そんな小さな工夫が、花粉の季節を少しだけ快適にしてくれるかもしれません。