肌トラブルを未然に防ぐ! グリチルリチン酸ジカリウムがサポートする“接触皮膚炎予防”とは?

乾燥する季節や花粉の飛ぶ春先、新しい化粧品を使い始めた時に、急に肌がかゆくなったり、赤くなってしまったことはありませんか?


「もしかしてアレルギー?」と思っても、原因がはっきりしないことも多く、困ってしまいますよね。

こういった症状の正体のひとつに挙げられるのが「接触皮膚炎(せっしょくひふえん)」。

肌に触れた物質が刺激やアレルゲンとなって炎症を起こす症状の総称です。

実は、最近ではこの接触皮膚炎の“予防”に、ある成分が注目されているのをご存じでしょうか?

その成分の名前は「グリチルリチン酸ジカリウム」。


肌へのやさしさと高い抗炎症作用が評価され、敏感肌ケアアイテムにも広く使われている成分です。

今回は、そんなグリチルリチン酸ジカリウムの働きと、接触皮膚炎の予防との関係について、わかりやすくご紹介します。


接触皮膚炎とは?原因と症状を知っておこう

まずは、接触皮膚炎がどのようなものかを理解しておきましょう。

接触皮膚炎とは、皮膚が外部からの刺激物やアレルゲンに反応して炎症を起こす皮膚疾患です。
大きく分けて2種類に分類されます。

1. 刺激性接触皮膚炎

化学物質や洗剤、摩擦、汗などが原因となり、直接皮膚がダメージを受けて炎症が起こるもの。
多くの場合、接触してからすぐに症状が出ます。

2. アレルギー性接触皮膚炎

特定の物質(アレルゲン)に対して免疫が過剰に反応して炎症が起こるもの。
こちらは一度目の接触では症状が出ず、何度か触れているうちに発症するケースが多いです。

どちらのタイプも、かゆみ・赤み・ヒリヒリ・水疱・かさぶたといった症状が現れます。
原因となる物質には、以下のようなものが挙げられます。

  • 化粧品や日焼け止め

  • ヘアカラーやパーマ液

  • シャンプー・リンス

  • 金属(ピアスやネックレス)

  • 衣類の繊維や洗剤の残り

特に、敏感肌の方やアトピー素因がある方は、接触皮膚炎が起こりやすい傾向にあります。


グリチルリチン酸ジカリウムとは?植物由来のやさしい抗炎症成分

そんな肌トラブルに悩む方におすすめしたいのが「グリチルリチン酸ジカリウム(Dipotassium Glycyrrhizate)」という成分です。

この成分は、”漢方でも古くから使われてきた「甘草(カンゾウ)」”という植物の根から抽出されたもの。

その名の通り、甘みのある天然成分で、食品や薬品にも広く利用されています。

グリチルリチン酸ジカリウムの主な特徴は次の通りです。

● 抗炎症作用

炎症を抑える働きがあり、かゆみや赤みなどの症状をやわらげます。
皮膚科で処方される軟膏や、医薬部外品の化粧品にも使用されている信頼性の高い成分です。

● 抗アレルギー作用

免疫の過剰反応を抑える働きがあり、アレルギー性皮膚炎の悪化を防ぐサポートをしてくれます。

● 刺激が少ない

敏感肌の人でも使いやすく、乳幼児向けの製品にも配合されていることがあります。

このような特性から、炎症を起こしにくい肌環境を整える目的で、さまざまなスキンケア・ヘアケア製品に取り入れられています。


グリチルリチン酸ジカリウムで“予防ケア”を始めよう

「炎症を抑える」と聞くと、すでに肌トラブルが起きたときに使うイメージが強いかもしれません。

でも実は、グリチルリチン酸ジカリウムは”肌荒れを未然に防ぐ”予防的な使い方”にも適しています。

たとえば——

  • 肌に合うかわからない新しい化粧品を使う前

  • 花粉や黄砂が多い季節

  • 長時間のマスク着用が続くとき

  • 頭皮がムズムズすると感じたとき

こんなタイミングで、グリチルリチン酸ジカリウム配合のスキンケア・ヘアケアを取り入れることで、肌の炎症反応が起きにくい状態をキープすることができます。

毎日のスキンケアに取り入れることで、肌バリア機能の維持を助け、外的刺激に強い肌づくりが期待できるのです。


どんなアイテムで取り入れればいい?

グリチルリチン酸ジカリウムはさまざまな製品に配合されています。
以下のようなアイテムで、ライフスタイルに合ったケアを選んでみましょう。

● 洗顔料・化粧水・乳液

肌をやさしく洗い、潤いを与えてバリア機能を補強します。
敏感肌用シリーズや医薬部外品(薬用)製品を選ぶとよいでしょう。

● シャンプー・トリートメント

頭皮のかゆみやフケを予防したい方に。乾燥しがちな季節や、カラーリング後にもおすすめです。

● ボディローション・ハンドクリーム

衣類や日用品が原因の接触皮膚炎が心配な場合に有効。乾燥対策にもなります。

● メイク下地・UVケアアイテム

日焼けや外的刺激から肌を守ると同時に、炎症予防もできます。


まとめ:毎日のケアが未来のトラブルを防ぐ

接触皮膚炎は、誰にでも起こりうる身近な肌トラブルです。
その多くは、「肌のバリア機能が弱っているとき」に発症しやすくなると言われています。

だからこそ、日ごろから肌を守るケアがとても大切。
グリチルリチン酸ジカリウムのような肌にやさしい抗炎症成分を取り入れることで、「肌トラブルの起こりにくいコンディション」を作ることができます。

肌に合うものを見つけて、毎日のスキンケア・ヘアケアに上手に取り入れてみてくださいね。

「予防こそ最大のスキンケア」

健やかな肌を守るために、ぜひ今日からはじめてみましょう。

recomended itemおすすめのアイテム

ノンシリコンシャンプー/コンディショナー 草花

300mL 300mL / \6,435

クリーンな頭皮環境に整えて しなやかな艶髪を育む

すこやかな頭皮環境へ整える薬用スキャルプケアシャンプーとコンディショナーのセットです。植物由来成分を99%*以上配合し、頭皮トラブルをケアしながら美髪を育みます。

商品詳細はこちら

back to list